10年以上前、釣りっていうと小学生がちっちゃい沼でフナなんかを釣っているか、得体の知れないおっさんが海なんかで汚い魚を釣っているとか、
そういうイメージがあったように思うんだけど、いまはテレビなんかで芸能人が釣りをするようになったりして、ちょっとメジャーになったかなーって思います。
まあ釣りブームも一時ほどではなくなりましたが。
釣りを一番最初にやったのは、正確には覚えていないんだけど、小学校3年生の頃だと思います。
家からチャリで15分くらいかけて、近くの魚市場の前にある汚い港で、「マルタ」と呼ばれるたぶんコイ科の魚を釣ってました。 このときの仕掛けは、ちまたで売られているサビキって呼ばれる、釣り針にゴムの疑似餌を付けたものです。 ルアーの一種ですね、たぶん。これは本当は上下に動かして魚を誘わないと釣れないはずが、なぜかウキを付けて待っているだけで釣れちゃいました。 でも、ウキが動いてからワンテンポ待たなくちゃならなかったりして、それなりに駆け引きをしていたように思います。
近くの水産加工場から出てくる排水が、いい感じのコマセになったりして、排水が出てくる時間はボコボコ釣れてうれしかったのを良く覚えています。
それに水揚げやった後なんかはイワシとかサバなんかが落ちているから、それをその場でさばいてエサにしたりもしました。
そのあと、16歳くらいのときにブラックバス釣りに行って、それからしばらくはバスをやっているっていう感じです。
バスつりは、それまでの釣りと違ってすごく繊細なものです。頭ももっと使わないと釣れないし、まあ一生懸命つかっても釣れないときは釣れません。
最初のうちはまだよくルアーなんていうものになじみが無かったせいか、なかなか魚の顔を拝むことができなくて、
湖の近くの漁師が売っているモエビなんかを使って釣ってました。
ってことは、ふつうにルアーを動かしていたのでは全然釣れません。
そうやって、一日にほとんど魚が上がらない日が何回か続いていくうちに、まわりからバス釣りを止める人が出始めました。
でも、それはおそらく技術が足りないからで、釣れる人はちゃんと釣っています。
たいてい雑誌などの取材のときにはトッププロがバスボートに乗って、悠々と釣りをしますので、ある意味釣れなければおかしいし釣れないと取材にならないわけです。
そんなこんなで、だんだん釣るポイントを、家から20分ほどで行ける農業用のため池に移していきました。
もともと農業用水用のため池にブラックバスが生息していたはずはなく、誰かが放したんでしょう。
ここでは魚のサイズはさほど望めないけれど、池が小さいためにポイントを絞りやすいという利点があります。
最近忙しくて、なかなか釣りにも行けないけど、晴れている日に釣りをしていると、なんかほのぼのしてきて、
ひなたぼっこみたいな感じでとても気持ちがいいんです。 ![]() 実際に釣りの状況を撮った画像がいくつかあるので、掲載しておきます。 ![]() 左の写真はサスペンドミノーというルアーの一種で、ハリにちょこんとかかっているのがおそらく生まれたばかりであろうブラックバスです。無残です。 この程度のサスペンドミノーがミディアムサイズです。 サスペンドミノーは、引いても浮き沈みしない重さと水抵抗を計算して作られています大きさは、 これよりとてつもなく大きいものから、単独では飛ばないんじゃないか?ってくらい小さいものまで、さまざまです。 このルアーは、使い方がイマイチはっきりしないので、数もあまり持っていませんが、 ゆっくり引いてもちゃんと泳いでくれるので、スモールサイズを狙う自分にとっては有用かもしれません。 ![]() これはワームと呼ばれているルアーです。元々はみみずやザリガニの様なものを真似て作られたものだと思います。 触った感じもけっこう柔らかくできています。ブラックバスは食感も大事にするという話もありますが、疑問です。 このルアーは主に、水底付近で使われます。水底を付いてみたり、水底付近をさまよわせてみたり。 クランクベイトなんかと比べて、地味なルアーかもしれないです。 大きさもさまざまで、釣りではたいていインチ単位であらわされます。小さいものはとてつもなく小さいですが、大きいものでは5インチ程度がいいところです。 中には8インチなんていうのもあります。この写真に乗っているのは俗称「セコ釣り」に使われるもので、1インチ程度です。 ワームには味や匂いまで付けているものもあって、袋には「味と匂いでアブレなし」と偉そうに書いてありますが、 そこをあえて「味と匂いでアブレばっかり」と呼んでいます。ワームを選ぶとき、大きさと色がけっこう重要だと思います。やっぱり色は緑系がいいと思います。 ![]() これは一般的にクランクベイトと呼ばれているルアーです。 使い方は単純で、ただリールで引っ張ってくるだけでも魚らしい動きをしてくれるので、言い方を変えればだれでも釣ることができます。 へたにアクションを入れたりすると、変な動きをしてしまって、余計にダメかもしれないです。 実際はそううまくは何本も釣れませんが、数あるクランクベイトの中で写真のルアーがベストルアーなんじゃないかと思っています。 これはノーマンというメーカーのもので、しかも、値段が250円くらいで売っていたりするので、いくらでも仕入れられます。 他にも、クランクベイトはたくさん種類が出ていますが、どれも値段が高すぎます。ねがかりして糸を切らなければならないとき、それはとても悲しい瞬間です。 1000円以上するルアーは簡単になくなりますが、安いルアーはどうしてかぜんぜんなくなりません。不思議な話です。 ![]() これは、ごく一般的なタックルボックスの中身です。タックルが増えてくるとこの箱ひとつでは入りきらなくなるので、ワームを集めたボックスも加わります。 ちなみに、タックルボックスのメーカーは、DAIWAが半分以上のシェアを占めていると思います。 ここまで揃えるのは長い年月が必要です。ルアーは、使い方によっていろいろな種類が必要になるので、どんどん買います。 でも、買った数=増えた数にはなりません。 買うのは誰でもできるのですが、そこそこ上手にならないとタックルは増えません。どうしてかというと、ねがかりなどで持って行かれてしまうからです^^;。 ねがかりはある程度はしょうがなないことですが、最初のうちはガンガン無くしていました。たまに落ちているルアーを拾うこともできますが。 タックルボックスの中身は、釣りに行く前にちょっと整理していく必要があります。 実際に釣り場に着いて、釣りを始めようとしても、ハサミなどの小物がなかったり、ハリがなかったりすると、まったく釣りになりません。 ![]() ここは昔に通っていた北浦の、自分の中ではもっとも釣れる期待が高い場所です。あえて場所の名前は出しませんが通っている人なら誰でも分かると思います。 3年くらい前に、前の道が舗装されました。 もちろん他の船溜りの例に漏れず「釣り禁止」なんですが、まだここには柵が設置されていませんでした(今はあるかも)。 実際そこそこ釣れるようで、いつも人がたくさんいます。 ヒットルアーは、常套手段の常吉で外壁をなめていくか、スピナーベイトでがんばるのがいいようです。 でも、いいポイントは責め尽くされていて、釣り糸が残っているので、ねがかりが激しいです。 それにもめげず、スピナーベイトなんかを外に向かって投げていると、水流があるせいか、そこそこ釣れます。 でも、船溜りではめずらしく、内湾では釣れないみたいです。 |